クリーニング屋
OVERVIEW
強い。
でも、怒っていない。
角は丸く、
線は太く、
声は大きいのに、どこかやさしい。
縦に並ぶ文字は、
まるで町の目印。
「ここだよ」と
何十年も立ち続けている。
均等すぎないバランス。
完璧すぎない整列。
昭和の街で育った、
実直なブロック体。
流行らない。
媚びない。
でも、消えない。
赤い背景に、
町の生活が映り込む。
これはフォントというより、
“看板の人格”。
派手じゃない。
けれど、頼れる。
洗濯物と一緒に、
街の時間も預かっている文字。
